日本で作れる3種類の「銀聯カード」のメリットとデメリットを比較!

銀聯カードは日本でも作れます!

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中国に行く日本人にとって、圧倒的に便利な「お金」の形は「銀聯(ぎんれん)カード」です。銀聯カードは中国全土、津々浦々まで普及していて、約2800万店以上の加盟店での支払いや現地の銀行にある全てのATMが利用できます。このため、持ち歩く人民元(現金)を極力少なくできますし、両替の手間も減りますので、中国に行く際は、1枚持っていると便利で安心です。

 

この銀聯カードは、日本人でも国内にいながら作ることができます。ここでは日本で作れる銀聯カードを紹介します。

銀聯カードは3種類あります!

銀聯カードとひと口に言っても、実はクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードという3つの種類があります。

 

クレジットカード

 

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Visaカードやマスターカードと提携しているクレジットカードの「銀聯」版のイメージで、銀聯の加盟店で買い物や食事などをしたときに支払いに使えます。そして使った分は、後日請求されて、指定日に自分の銀行口座から引き落とされます。銀聯だからといって特別なことはありません。銀行口座もいつも使っているところが使えます。使い過ぎに注意が必要ですが、支払い時点で口座の残高を気にしなくていいことがは大きなメリットです。ただし、分割払いやリボ払いはできません。

 

現在のところ、日本で作れる銀聯のクレジットカードは限られていて、ほとんどが自社カードの追加サービスの扱いになっています。単独で入会できるカードは、「三井住友銀聯カード」と同社が扱う「Trip.comグローバルカード」だけです。入会の際は審査があります。

 

また、日本で作れる銀聯クレジットカードは、全て支払い専用となっていてキャッシングができません。このため、現地で人民元の現金が必要になった時に、ATMから引き出すことができませんので、この点は注意が必要です。

 

銀聯クレジットカードは審査があったり、キャッシングができなかったりしますが、中国での支払い用としては利便性は抜群です。特に、中国に長期滞在する人や頻繁に渡航する人は作っておいて損はないと思います。ちなみに、中国に限らず日本国内を含め全世界の銀聯加盟店で使えます(約5100万店)。

 

デビットカード

 

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デビットカードとは、カードの利用と同時に銀行口座から利用金額が引き落としされるカードです。口座にある残高の範囲で利用することになるので、使い過ぎの心配がなく、管理がしやすい点がメリットです。

 

日本で銀聯のデビットカードを作るには、日本にある中国銀行か中国工商銀行の支店で口座を開設する必要があります。日本円と人民元用の口座が用意され、それぞれを使い分けすることができます。いつも使っている銀行口座は使えません。

 

ただ、中国銀行も中国工商銀行も、日本の支店が非常に少ないので、支店がある都市以外の多くの日本人にとっては、口座開設や出入金の不便さは否めません。(中国銀行は郵送で申し込みできます)。

 

ちなみに、中国人が持っている銀聯カードのほとんどはデビットカードです。

 

 

プリペイドカード

 

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プリペイドカードは、あらかじめ必要な金額を入金(チャージ)しておく方式のカードです。チャージした金額の範囲内で、加盟店での支払いやATMからの現金引き出しができま。チャージは随時できますが、いつも残高を確認しておく必要があります。ただ、日本国内では使えません

 

入会には審査はなく、未成年でも作ることができます。また、クレジットカードやデビットカードと違って銀行口座とリンクしていないので、盗まれたり、不正に読み取りされても安心です。
日本で作れる銀聯のプリペイドカードは、クレディセゾン社が発行する「ネオマネー銀聯」だけです。初期費用や維持費用もかからないので、誰でも気軽に、手っ取り早く持つことができる銀聯カードです。

 

3種類の銀聯カードのメリット、デメリットなどを比較してみました。

銀聯の主なクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードを比べてみました。それぞれにメリットとデメリットがありますので、中国への行く目的や頻度、滞在期間などを考えて、一番あったものを選ぶといいです。

 

クレジットカード デビットカード プリペイドカード

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Trip.comグローバルカード

(三井住友カード)

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中国銀行銀聯デビットカード

(中国銀行)

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ネオマネー銀聯

(クレディセゾン)

【特徴や注意点】

・支払い時点の残高を気にする必要はありません。

 

店頭での支払い専用のクレジットカードです。中国、日本を含めて世界中の加盟店で使えます。

 

・支払いは1回払いのみです。分割払いやリボ払いはできません。

 

・ATMでキャッシングができません。中国現地での人民元(現金)調達には使えません。

 

・海外旅行傷害保険が付いてます。また、ホテル予約の割引など優待特典もあります。

 

・利用金額に応じて三井住友カードの「ワールドプレゼントポイント」が貯まります。

【特徴や注意点】

日本円と人民元それぞれの口座で決済できます。「口座の連動サービス」を選ぶと一方の残高が不足した場合、もう一方の口座から決済できるようになります。

 

中国銀行に銀行口座を作る必要があります。

 

・年会費が1,000円かかります。預入金額によっては利息が飛んでしまいます。

 

・入金は中国銀行の各支店が指定する日本の銀行口座に振り込む形になります。

【特徴や注意点】

審査なく入会できますので、気軽に作れます。

 

・初期費用や維持料がかかりません。利用の際のみ手数料がかかります。

 

口座情報と結びついていない独立したカードなので、万一の時も安心です。

 

・利用の際の手数料が他のカードより高めです(ATM利用料、両替サービス料)。

 

・いつも残高に注意して、お金をチャージしておく必要があります。

 

・機内販売やホテルの保証金などには使えません。

 

日本国内では利用できません

【決済の方法】

後払いになります。後日指定の銀行口座より引き落としされます。

【決済の方法】

支払いと同時に中国銀行の自分の口座から引き落としされます。

【決済の方法】

カードに入金(チャージ)分より即時支払います。

【申し込み資格】

18歳以上(高校生不可)

審査があります

【申し込み資格】

中国銀行に口座を

開設している人。

【申し込み資格】

13歳以上

審査はありません

【日本国内での利用】

利用できます。ただし一部利用できない場合があります。

【日本国内での利用】

利用できます。ただし一部利用できない場合があります。

【日本国内での利用】

利用できません(海外専用です)。

【年会費】

無料

【年会費】

1,000円

【年会費】

無料

【カード発行手数料】

2,000円

※無料キャンペーンを行っていることがあります。
※5年ごと1,000円の更新費用が必要です。

【カード発行手数料】

無料

【カード発行手数料】

無料

【中国ATM利用手数料】

ATMは利用できません(キャッシング不可)

【中国ATM利用手数料】

中国銀行のATMでは1回につき8元と決済手数料(1%)、他行では10元と決済手数料(1%)がかかります。
※銀聯カードが定める為替レートが適用になります。

【中国ATM利用手数料】

1回につき200円がかかります。
※海外サービス手数料(両替手数料)が銀聯の為替レートに4%上乗せされます。

【決済手数料】

加盟店での支払いに手数料はかかりません。

 

※支払い時の為替レートは銀聯のレートに事務処理経費2.5%を加えたレートで円に換算。

【決済手数料】

中国で加盟店での支払い際、決済手数料(1%)がかかります。日本国内ではかかりません。

 

※銀聯カードが定める為替レートが適用になります。

【決済手数料】

加盟店での支払いに手数料はかかりません。

 

※海外サービス手数料(両替手数料)が銀聯の為替レートに4%上乗せされます。

【限度額】

ショッピング利用枠は1か月10〜80万円です。

【限度額】

1日の使用限度最大額は、日本円口座50万円、人民元口座3万元です。

【限度額】

1日当たり利用可能額は100万円です。

【申し込み】

インターネット

 

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【申し込み】

中国銀行の日本国内支店窓口(東京、横浜、名古屋、大阪、神戸)または郵送

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【申し込み】

インターネット、セゾンカウンター、郵送

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